グラタンのパズル日記

日記とアニメの感想が主。時々レベルファイブ作品のネタを少々。
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蟲師

蟲師-ブルーレイ・エディション- [Blu-ray]蟲師-ブルーレイ・エディション- [Blu-ray]
(2009/02/20)
オダギリジョー、蒼井優 他

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生物の源流に近いとされる存在「蟲」が起こす現象の研究を生業とする「蟲師」。
蟲師のギンコは蟲を引き寄せる体質であるが故に、旅をしながら
行く先々で様々な人と出会い、彼らの悩みの種となっている蟲について調べ、
人と蟲…両者にとって最善の解決方法を探っていく。


って前にも同じこと書いたぞ。
そう、漫画「蟲師」はアニメ化だけでなく実写映画化もされていたのだ。
オダギリジョー主演、蒼井優助演、大友克洋監督という豪華なキャストである。



しかし敢えて言おう――クソが!!
これまで色々な作品が実写化され酷評を受けてきたが(映画ドラマ問わず)、
この蟲師もおそらくいや完全に失敗の部類に入ると思うのだ。
ところがこの作品全体を見ると、作品の雰囲気にぴったりの風景
役者の演技も殆ど悪くないようにも思える。
しかし駄目なものは駄目なのである。何故なのか。

それは実写化にあたって最も大事な「原作への尊敬」が感じられなかったからだ。
当然この映画を見る人間の中には原作ファンも大勢いる。
しかし自分を含めるファンを満足させるどころか怒りすら覚えさせる
描写が多かったのだ。監督の勝手な解釈が多過ぎる気がするんだよ。
漫画読んだりアニメ見たりして作品をそこそこ理解しているつもりのおいらが
知識の無いままに書くのもどうかと思うが、その辺理解して頂きたい。
この映画かなり前に見た奴なんだけど、当時は今ほど蟲師にハマってなかった。
だからこそ今の基準に比べて一応ハードル下げて鑑賞してたんだけどやっぱり駄目だった。
そして前より原作をより好きになった今になって感想を書くんだから
まともな内容じゃないのは明らか。今のうちに謝る。本当に申し訳ない!
(キャスト目当てで見に来た人のために、ネタバレ避けるよ)

まず、この映画は原作の4つ分のエピソードにオリジナル展開を含ませ
一つに纏め上げたものだという事は書くべきだろう。「柔らかい角」、
そして「雨がくる虹がたつ」「筆の海」の通常エピソードが描かれる中
「眇の魚」というギンコの幼少時代のエピソードが軸になっているのだ。
アニメでは一つのお話が20分弱で作られていたため、二時間を超えるこの映画は
かなり退屈に感じてしまうのはアニメ視聴済みの人間の性か。
元々この作品、時間がゆったり感じられるほどに落ち着いた作風が魅力だが
退屈と癒しは違うのだよ。各エピソードについて。

柔らかい角:少年・真火の性別を変える必要は無かったと思う。化粧濃い。この時登場する蟲はぼんやり光ることで不思議な美しさを醸し出してたんだが、あれじゃあただのエスカルゴの大群だ。解決の仕方が原作と正反対…。
雨がくる虹がたつ:虹郎出番多過ぎでビックリしたぞ。色々活躍したように見えて、肝心の彼個人の話がお粗末とか…。あと途中で「電気」の話題が出てたけど原作者が鎖国の無い、江戸と明治の間の架空の時代と言っているから、原作の事理解しないで映画作ったんだなと思った。実際どうなんだろう。
筆の海:こっからこの映画のおかしさが加速していく。和服姿の蒼井優、そして彼女が禁忌の蟲と仲良く(?)付きあっていく姿は実に素晴らしかった。ただ、終盤のオリジナル展開で一気に冷めた。
眇の魚:ぬい、どうしちまったんだよ…。

そして映画自体が実写化作品としてある意味一番辛い立場にあることも書こう。
比較的マイナーな題材を使い、有名な監督がオリジナル要素を入れた上で
微妙な出来にしたということが痛いんじゃないだろうか。
もし有名な原作を用い、オリジナル展開込みで酷い出来だったとしても
「たぶん原作こんなんじゃないし」と割り切れる事だろう。その上役者や監督が
良い人選で無かったらそいつらのせいにすれば苛立ちも収まる。
元の作品をよく知らない人だって、ポスターや公式サイトを見れば
原作との相違点に何となく気づく事も多いはずだ。
ただ、蟲師はアニメファンの間でもそんなに有名じゃない。
過去に蟲師の話題を色んな人に出してみたが「虫?気持ち悪っ」「主人公の見た目怖い」
といったイメージを持っている人が多いこと多いこと。
そしてその間違ったイメージを肯定するかのような実写映画。
蟲師はホラー作品じゃない。例えるならちょっと大人向けの昔話なんだ。
でも最初に実写を見た人は微妙なクオリティは原作のものだとか
作品の妙な怖さとかが記憶に残る可能性がありそうでファンとしては辛い。
是非漫画を読もう、アニメを見よう。
正しい…とは流石に言い過ぎだろうが、原作者の伝えたい世界はそこにあるのだ。

要は監督の「ぼくのかんがえたさいきょうのむしし」(『さいきょう』は勿論『最恐』)を
映像作品にしたかっただけじゃないのかな?個人的な欲求は満たされても
ファンは欲求不満なままですぜ?やはり頼みの綱は今夏の劇場版か。
アニメの監督は作品の良さを出そうと思考錯誤する人だから安心できるんだよね。

どうせ自分の好きなように作品を作るのなら「眇の魚」以前の、
原作でも描かれてないあたりを映像化するべきだったんじゃないかな。
紆余曲折を経て原作の始まりに繋がるのは悪くない…はず。

和装の蒼井優、最高だぜウェヘヘ。

追記(4月1日):公式のエイプリルフール企画でギンコと淡幽の画像出てたね。
あれはネタだからこそ笑って済ませられるんだけど、実写映画の中でギンコが
淡幽への恋心を告白するシーンはいらなかったと思う。
原作で描かれている恋人とも友人ともとれない複雑で微妙で、でも
深い絆で繋がっている関係が魅力的に思えた自分としては残念だったなぁ。
そうか、実写自体がネタだったのか…!!
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[ 2015/03/19 23:55 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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